STORY

生地・パターン・縫製・加工、全てに於いて
日本の最高峰の技術を集結したAll Made in JAPANの服

2012年にシャツからスタートしたブランドKICS DOCUMENT. のルーツは『テーラリング』であり、製品の全てにその理論や考え方が取り入れられています。14-15FWコレクションより、ジャケットやパンツを本格的に発表。
これは長きにわたりテーラリングを学んできたデザイナー自身にとってもブランドにとっても兼ねてよりの願いであり特別なことでした。それを一つのレーベル『KHONOROGICA』として確立させることにより、KICS DOCUMENT. 全体をより力強く成長させることを目指しています。糸開発から始まり、生地・付属・パターン・縫製・加工に至る迄、デザイナーの思いと職人技術が宿ったAll Made in Japanブランドとして、引き続き物作りを続けていきます。

PHILOSOPHY

・Kic’s
靴職人だった祖父「喜久雄(きくお)」とデザイナー本人の

・Documentary
ドキュメンタリーのような(ブランドになるように)


シャツを中心とした、ブランドの核となるレーベル。
“コーディネートの中心になれるトップス” というスローガンのもと、ベーシックモデルから遊びのあるデザインモデルまで、バリエーション豊かに展開。

展開アイテム Shirt / Knit / Cut & Sewn

・K KICS DOCUMENT. の頭文字

・Honor
「名誉」「光栄」「敬意」などの意。All Made in Japanに拘った堅実な物作りや、日本の職人技に名誉が与えられ、敬意が表されるような世の中になることに希望を抱いて。

・R【L】ogical
「論理にかなった」「論理的な」「道理にかなった」などの意。論理的で構築的な物作りを行う当ブランドの理念を表した言葉。


アウターやパンツを中心としたハイエンドなレーベル。
構築的なテーラリングの基本を根底に、進化を続ける現代の手法や機能素材などを柔軟に取り入れた、今日らしいデザイン展開が特徴。

展開アイテム Shirt / Pants / Jacket / Coat

BACKGROUND

原点は祖父の靴工房兼店舗。
靴職人であった祖父は、一畳にも満たないスペースの中で、ところ狭しと並ぶ工具や木型に囲まれ、毎日黙々と作業していました。
その作業スペースを含めた6坪ほどの店舗は革や靴墨、松脂の匂いが漂う、幼い私の遊び場でもあったのです。
小さな店舗には一脚の椅子が置かれ、簡単な修理や靴磨きに訪れた近所のお客さんは、祖父が作業する様子を見ながら楽しそうにお喋りして帰ります。
物静かな祖父は、本当はきっと得意でなかったお喋りも、ささやかな「接客」の一環としてあれで一生懸命だったのかもしれません。
ひとしきりお客さんがお喋りを終える頃に、生まれ変わったかの様なピカピカの靴が祖父から手渡される。
私は工房の扉の隙間から、その時のお客さんの表情をこっそり見るのが好きでした。
一度祖父に修理を依頼したお客さんは、その靴が本当の寿命を迎えるまで何度も修理に持って来ては皆大事に履いていました。
日本には、海外に誇れる職人技術がたくさんあります。
それは絶対に絶やしてはいけない大切なものです。
人の手によって丁寧に作られたものはどこか人を優しい気持ちにさせ、また自分も大切にしようという気持ちにさせる力が宿るのだろうと思うのです。
私もそんなもの作りがしたくてこのブランドを立ち上げました。
日本の職人技術を守り、継承する足がかりとなることを願って。

DESIGNER

武石 佳南子

(たけいし かなこ)

日本大学芸術学部デザイン学科工業デザインコースを卒業。
その後、ニューヨーク州立ファッション工科大学(FIT)にて
ファッションデザインとメンズテーラリングを学ぶ傍ら、大手伊ブランドのNY支社PR部門で活動。
また現地スタイリストアシスタント等を経て帰国。
企業でメンズウェアデザイナー、ディレクターとして経験を積んだのち、
2012年にメンズウェアブランド『KICS DOCUMENT.(キクス ドキュメント.)』を立ち上げ独立。
2014年、フルアイテム展開に伴いKHONOROGICA(コノロジカ)レーベルを追加。
海外と日本の両方でもの作りを行ってきた経験から、
日本職人の気質や技術力の高さに確信を持つようになる。
祖父が靴職人であったこともあり、
『日本の職人技を守り、継承する』ことを第一の目的としブランドを運営中。
人間工学を取り入れた立体パターンと、素材から縫製・加工まで
All Made in Japanに拘ったもの作りが特徴。
2016年に法人化、キクスレイン株式会社を設立。

SCIENCE AND TECHNOLOGY

KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAの製品はその全ての技術を総動員した、
まさに日本技術の集結の形です。
ブランドコンセプトである『日本の職人技を守り、継承する』ことを
この工場や職人たちと互いにサポートし合うことで実現出来る事は何よりの喜びです。

パターンナー

機能性と共存した身体を包み込むような優しい雰囲気を取り入れるべく、スーツのパターンを得意とする女性パターンナーを起用。
パターン作りの真骨頂といわれるスーツのパターンを中心に、立体的なフォルム作りを得意としています。
KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAの特徴であるシャツとジャケットの前振り袖、熟練のパターンナーでも難しいとされる美しく履きやすいパンツに於ける尻ぐりのバランス等、絶妙なセンスとテクニックを持ち合わせています。

生地について

着心地や風合いに拘り、生地の多くをデザイナー自ら設計しています。
KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAの製品は生地も全てMade in Japanです。

〈機屋1〉静岡県浜松市
KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAのシャツ生地の多くを手掛ける。綿織物の名産地である浜松に工場を構え、高い技術力と安定した生産管理により、品質・感度共に高レベルの生地を発信し続けています。
オリジナル素材の開発において、欠くことの出来ないパートナーです。
浜松は富士の麓に位置し、流れ込む水が美しいことから綿織物の名産地として発展しました。

〈機屋2〉大阪府泉南郡
綿織物の名家であり、麻などの異素材の混織も得意としています。
織りだけでなく、染め・洗い・特殊加工技術に長け、常に新しく面白い生地開発に取り組み続けており、独特の風合いや表情を出すセンスは絶妙です。

〈機屋3〉愛知県一宮市
一宮は毛織物の名産地で、この機屋もトップレベルの老舗の一つです。織機の特性から、通常一宮の機屋さんでは綿織物の生産は殆どしませんが、こちらは毛織物だけでなく様々な素材開発に取り組んでおり、毛織機屋ならではの視点や技術を活かした斬新なアイディアが非常に魅力的です。

縫製工場について

KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAの製品は、日本国内でも屈指の技術力を誇る工場で縫製されています。

シャツ工場
1968年、県立公園の一画に小さな小屋を建て工場としてスタートしました。
この48年間で、従業員は140名、工場は国内外を含め3つに増え、各省庁や専門機関から縫製に関する様々な賞を受賞するまでとなり、その品質は広く認められています。
KICS DOCUMENT. / KHONOROGICAの特徴でもある立体パターンや「セットイン縫製」「3mm幅の本縫い」「フラシ芯での縫製」の全ての技術を保持する、国内でも数えるほどしかない工場の一つです。
最後のプレス仕上げはシャツの顔を決める重要な工程ですが、微妙な洗いの表情を残したいという難しいリクエストにも応えてくれるという頼もしい存在で、技術だけではない、日本人ならではのきめ細やかさでブランドを支えてくれています。
上品で丁寧な物作りが最大の特徴で、日本から世界に広めたい素晴らしい技術力です。